興味はあれど…
やっと大学の遠隔授業が本格化してきているのですが、早速、哲学の課題で頭を抱えることになりました。
私は哲学科ではないのでこの授業は必修ではないのですが、後期のカリキュラムに哲学特論というものが必修科目として入ってくるので、来期の授業を少しでも楽にしようという目論みで選択したのですが、残念ながら現実は、そう甘くはないみたいです……笑
課題というのはギリシャ、インド、中国、日本の古典のどれかを一冊読み、読書感想文を書く、というものです。
家庭に本が山ほどあったりする方を除いて、手元にそういった古典があり、すぐ読み始められるよ、といった人は少ないんじゃないかなぁと思います。
私もすぐ指定されたジャンルの本を手に取れる環境にはなかったので、少し困ってしまいました。笑
しかし今はネットの時代です。探せば何かしらあります。あるはずです。笑笑
私は仏教に興味があるので、仏教の源流であるインドの古典について調べ始めました。
哲学の課題ですから、ものの考え方、捉え方について考えることができて、かつ、仏教やインドに触れているものがないかな…と思いながら。
そして私が行き着いたのは……
です。
要するにお経です。笑
お経というと念仏だったり、お坊さんが法要の時に唱えているというイメージがあると思います。それに正直何をいっているか分からない。
日本の仏教だと宗派によっては唱えるお経が違うということもあるようです。
実際のところ、日本に仏教が伝来する前に、既に成立していた維摩経や勝鬘経は、どれだけ日本で仏教が発展し、宗派が分かれても変わりは特にないそうです。
またそのような仏教伝来前から存在するお経は、お釈迦様とその弟子や民衆とのやり取りやお釈迦様のお言葉であったりをまとめてあるものが多いらしいので、実はキリスト教の聖書と似ているところがちょっとあるように思います。
今はまだこの本を読み始めたところですが、思っていたよりも難しいです。和訳の後に著者による解説があるので、それを手掛かりに読み進めています。
今日は四分の一ほども読み進めていませんが、諸行無常、他人の利益になることを進んですること、世の中は汚いように見えるがそれは自分の心が汚れているからである、ということが書いてありました。なんだか身につまされるものがあります…
この課題の最終目標といいいますか、先生の目的は、古典を読むことを通して今の自分自身を見つめてみることのようです。
提出期限の5/8までじっくり読んでいこうと思います。ブログに読んで感じたことを書いて、最後にレポートに纏める時の足がかりにするのもいいかもしれません。笑笑
というわけでしばらくはこの本に関する記事が続具と思いますが、悪しからず、お付き合いくださいm(. . )m